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コンピュートヒストリー
1950年代

20世紀編 1950年代

タイムライン


1950年から1959年

1951年

EMCC(現:ユニシスに吸収)、世界初の汎用コンピュータ「UNIVAC I」を米国国勢調査局に納品する。磁気テープがストレージとして初めて用いられた。


1950年から1959年

1951年

マサチューセッツ工科大学(MIT)、出力機器として世界初のモニター端末(グラフィックスインターフェース)を用いるコンピュータ「Whirlwind(ホワールウインド)」を開発。


1950年から1959年

1951年

マービン・ミンスキー、ランダム結線型ニューラルネットワーク学習マシン「SNARC」を製作。

※ ミンスキーは「人工知能の父」とも呼ばれる。


1950年から1959年

1951年

ウイリアム・ショックレー、「接合型トランジスタ」を発明。


1950年から1959年

1952年

グレース・ホッパー、「UNIVAC I」向けに世界初のコンパイラ「A-0 System」を開発。


1950年から1959年

1952年

手塚治虫、漫画「鉄腕アトム」の連載開始。


1950年から1959年

1952年

IBM、初の商用科学技術計算機「IBM 701」を発表。

IBM 701
IBM 701

1950年から1959年

1952年

ベル研究所、世界初の音声認識システム「Audrey (オードリー)」を開発。


1950年から1959年

1953年

日本初のテレビ放送。


1950年から1959年

1954年

IBM、科学技術計算向けの手続き型プログラミング言語「Fortran」を開発。

※ 1957 IBM704用の最初のコンパイラがリリースされた。


1950年から1959年

1954年

ベル研究所、米国初の完全にトランジスタ化されたコンピュータ「TRADIC」を開発。

※ 世界初は1953にマンチェスター大学で稼働した実験的なトランジスタ・コンピュータと言われている。


1950年から1959年

1956年

IBM、世界初のハードディスクドライブ(重量920Kg 記憶容量4.4MB)を搭載した商用コンピュータ「IBM 305 RAMAC」を発表。


1950年から1959年

1957年

スプートニク・ショック


1950年から1959年

1957年

ローゼンブラット、視覚と脳の機能をモデル化したパーセプトロンを考案。最初のニューラルネットワークブームを起こす。


1950年から1959年

1958年

アメリカ国防総省(ペンタゴン)に高等研究計画局「ARPA」が設置される。(1972「DARPA」に改称)


1950年から1959年

1958年

テキサス・インスツルメンツのジャック・ギルビーが「IC(集積回路、コンピュータチップ)」を発明。


1950年から1959年

1959年

フェアチャイルドのロバート・ノイスがブレーナ技術によるICを発明。今日のICの基礎となる。


1950年から1959年

1959年

マサチューセッツ工科大学、工作機械などのNC装置(数値制御)のデータ入力用言語「APT」を開発。


1950年から1959年

1959年

ベジェとカステルジョー、それぞれ別々に同じ曲線を考案したが「ベジェ曲線」と名づけられる。


1950年から1959年

1959年

アメリカの「SAGE(防空管制のコンピュータシステム)」が稼働を開始する。

※ アメリカ史上、最大の予算が投じられ技術革新をもたらした。


1950s