コンピュートヒストリー
1950年代
20世紀編 1950年代
タイムライン
1951年
EMCC(現:ユニシスに吸収)、世界初の汎用コンピュータ「UNIVAC I」を米国国勢調査局に納品する。磁気テープがストレージとして初めて用いられた。
1951年
マサチューセッツ工科大学(MIT)、出力機器として世界初のモニター端末(グラフィックスインターフェース)を用いるコンピュータ「Whirlwind(ホワールウインド)」を開発。
1951年
マービン・ミンスキー、ランダム結線型ニューラルネットワーク学習マシン「SNARC」を製作。
※ ミンスキーは「人工知能の父」とも呼ばれる。
1951年
ウイリアム・ショックレー、「接合型トランジスタ」を発明。
1952年
グレース・ホッパー、「UNIVAC I」向けに世界初のコンパイラ「A-0 System」を開発。
1952年
手塚治虫、漫画「鉄腕アトム」の連載開始。
1952年
ベル研究所、世界初の音声認識システム「Audrey (オードリー)」を開発。
1953年
日本初のテレビ放送。
1954年
IBM、科学技術計算向けの手続き型プログラミング言語「Fortran」を開発。
※ 1957 IBM704用の最初のコンパイラがリリースされた。
1954年
ベル研究所、米国初の完全にトランジスタ化されたコンピュータ「TRADIC」を開発。
※ 世界初は1953にマンチェスター大学で稼働した実験的なトランジスタ・コンピュータと言われている。
1956年
IBM、世界初のハードディスクドライブ(重量920Kg 記憶容量4.4MB)を搭載した商用コンピュータ「IBM 305 RAMAC」を発表。
1957年
スプートニク・ショック
1957年
ローゼンブラット、視覚と脳の機能をモデル化したパーセプトロンを考案。最初のニューラルネットワークブームを起こす。
1958年
アメリカ国防総省(ペンタゴン)に高等研究計画局「ARPA」が設置される。(1972「DARPA」に改称)
1958年
テキサス・インスツルメンツのジャック・ギルビーが「IC(集積回路、コンピュータチップ)」を発明。
1959年
フェアチャイルドのロバート・ノイスがブレーナ技術によるICを発明。今日のICの基礎となる。
1959年
マサチューセッツ工科大学、工作機械などのNC装置(数値制御)のデータ入力用言語「APT」を開発。
1959年
ベジェとカステルジョー、それぞれ別々に同じ曲線を考案したが「ベジェ曲線」と名づけられる。
1959年
アメリカの「SAGE(防空管制のコンピュータシステム)」が稼働を開始する。
※ アメリカ史上、最大の予算が投じられ技術革新をもたらした。






